
本日は 『明日への遺言』 を学校の行事で観ました。
戦争映画というのは、どちらかの立場で描いたりしがちなものが多い。しかし、こ
の映画はただあった出来事をそのまま丁寧に描いている。制作者の思いが強す
ぎると、映画は平面的・単純なものになりやすい。出来事には、様々な視点や考
え方が複雑に混ざり合っている。それを、思い込み・決め付けで制作すると、一
面を見せただけの薄っぺらいものにしかならないと思う。ただ、そこにある・あった
出来事をただ単に再現することで、様々な視点や考え方からそれを見ることがで
きる。その姿勢が多層的・立体的な作品にしていると思う。非常に好感が持てる
映画だった。
ラベル: 映画